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【提言】リニア駅周辺の地域振興について
やらまいか提言箱にいただいた提案内容と回答を紹介します
提言
座光寺、上郷地域では道路拡幅工事や駅建設などで飲食店やお店が撤退し、移転しています。国道153号沿線は工事以前からも含め、飲食店、衣料品店、家電店等多くの店舗がなくなりました。リニア駅はもっと商業の色を出して頂きたいです。また現在、エスバード周辺にも気軽に入れる飲食店は少なく、仕事の合間にコーヒーを、という環境もありません。
リニア駅整備で、本当に地域は豊かになるのでしょうか。地域が商業的に、人の暮らしが豊かになる具体案を提示していただきたいです。
今後、上郷座光寺地域はどのように発展する展望があるのか、はっきりとした計画でお示しください。
市からの回答
国道153号の沿道は道路の拡幅や駅整備などの事業に伴い、店舗が移転・閉店するケースがあり、住民の皆さまの暮らしへの影響や将来の不安について、これまでもご意見をいただいています。
国道153号の沿道(高屋交差点付近~座光寺交差点付近)は、リニア開業後も商業施設や飲食店等が集積する商業集積ゾーンとして考えており、道路の拡幅工事により一時的に施設等が減少するものの、再出店の意向がある事業者もあると伺っており、新規出店と併せて賑わいが戻ってまいります。また景観への配慮と経済活動の視点の両立を考え、高さ制限の緩和等により民間事業者の投資を誘導し、リニア駅前広場と連携して駅周辺の適正な開発が進められるようにします。
エス・バード周辺、座光寺スマートインターチェンジ周辺のエリアには、リニア駅へのアクセス性や良好な眺望の景観を活かした研究開発型企業やサテライトオフィスの誘致等、民間事業者による積極的な投資を促し、環境と調和した新しいまちづくりを進めます。
飯田市が行うリニア駅前広場整備は、まずは広域交通拠点として必要な交通広場・駐車場などの機能を備え、加えて、賑わいと交流を創り出す広場の整備を目指しています。「緑」や「景観」に配慮しつつ、地域の魅力を発信できるよう、地元の味を楽しめる飲食機能や、農産物・和菓子・水引などの地域資源を活用した物販機能を備えた施設を配置する方針です。
現在は、広場の活用に関心のある市民や事業者の皆さまとともに「飯田・リニア駅前広場プラットフォーム」を立ち上げ、賑わい創出のための具体的な検討を進めています。
リニア開業というまたとないチャンスを活かし、地域の産業振興、雇用の創出につながる「開発」と地域の貴重な財産である「環境・景観」を両立させながら、リニア開業による効果を地域振興に十分に活かせるよう、関係者と連携・協力してまちづくりを進めてまいります。
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回答の担当課
リニア整備課