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交差点の整備方針について

ページID:0020794 更新日:2012年3月2日更新 印刷ページ表示

交差点の整備方針について

  飯田市では平成22年度から(公財)国際交通安全学会と連携し、吾妻町ロータリー(ラウンドアバウト)交差点において、「安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究」を進め、社会実験を実施してきました。
 このことについて、一定の技術的知見も得られたことから、飯田市で今後実施する交差点の整備・改良にあたっては、構造基準に該当する事項や地域全体の交通体系などを検証した上で、関係機関と地域の合意が得られた場合において、ラウンドアバウト型の交差点を採用することとしました。
 その第一号として、市内の道路改良に併せて、関連する交差点(東和町交差点)の信号を撤去し、ラウンドアバウト方式を導入することとし、平成24年2月29日に記者会見を行っています。
東和町ラウンドアバウトの整備イメージ
東和町ラウンドアバウトの整備イメージ

記者会見の内容は、下記をご覧ください。

1.交差点の整備方針(制御方式)

 飯田市は交差点改良にあたって、構造基準に該当する事項等を検証したうえで、関係機関と地域の合意が得られた場合においては、安全面・環境面の観点からラウンドアバウト型【RBT】交差点を採用することとしました。

2.基本的な考え方

(1)飯田市は将来都市像として、『環境文化都市』を宣言しており、「環境に配慮」から「環境を優先」へと発展させ取り組むこととしています。
(2)市民の生命や財産を守る、安全安心のまちを実現することは重要であると考えます。
(3)低炭素なまちづくりを推進します。

3.ラウンドアバウトの特性

(1)安全性  速度の抑制による効果[重大事故を抑制]
(2)円滑性  信号による停止の解消[無駄な待ち時間の解消]、多枝交差点の制御も可能
(3)環境性  無駄な待ち時間の解消[Co2の削減]、信号制御の電力消費不要
(4)経済性  信号機設置費用・維持管理経費等の削減
(5)災害時や停電時にも自立(自律)性を発揮[災害に強い]、交通容量については、交差点の状況に応じて適用容量が決定される。

4.道路整備方針(拡大に関する方針)

 交差点の改良にあたっては、下記の事項を検証し改良計画を作成します。技術的な知見等については、これまでの研究により積み重ねられてきたデータによります。
(1)構造基準に該当する事項
(2)道路管理者の理解
(3)信号交差点との比較を実施 (コスト・減Co2など)
(4)交通量推計を実施し、地域全体の交通体系を検証
(5)設置検討箇所

  • 重大事故多発交差点 (速度抑制により、重大事故を削減する)
  • 幹線道路から市街地への流入部
  • 無信号により渋滞等が発生する箇所に設置

 季節や災害などで特殊な状況により交通量の変化が想定される、観光地周辺などについても検討の対象とします。
 上記の事項を検証し、関係機関と地域の合意が得られた箇所に導入を図ります。

5.今後の進め方について

(1)導入を計画する箇所

 東和町交差点・・・過去の経過及び現在工事中である状況から、現状の交通体系(多枝交差点)を維持できる方式として導入を進めます。

(2)導入理由

 平成21年度より実施している東和町周辺の交差点改良工事については、交差点改良の方法について関係機関及び地域と協議を行ってきた経過がありますが、技術的知見が不足していたこともあり、地域の望んでいた5枝交差点の実現が不可能と判断し、信号制御による交差点として整備を進めてきました。
 昨年度に(公財)国際交通安全学会と協働で実施した吾妻町における社会実験により、技術的な知見も得られ、また、震災等による対策として、関係機関の理解が進んだ状況となりましたので、地域の要望もあることから、東和町交差点の方針をラウンドアバウト方式によるものとして、手続きを進めてまいりました。

ア 5枝交差点(従前機能)を切望

  • 4枝交差点により周辺住民の利便性が低下することとなりますが、周辺の災害対策のために苦渋の選択をした経過があります。
  • 変則な形状の交差点を解消しつつ、安全に利用できる交差点とすることができます。

イ 構造基準など条件の整理完了

  • 社会実験等により、構造基準などについての意見が整うこととなりました。
  • 震災復興地域等により、全国へ展開される機運が高まっているRBT交差点は、利用者の理解も重要でありますが、地域で円滑に利用されている都市は飯田市の他をおいて存在しません。
  • 「信号機を撤去してラウンドアバウト化した日本で最初の先進的事例」「最新の技術的知見を活かした設計」という側面も含めて、円滑に利用できる状況を、かつて大火の復興を成し遂げた飯田市から発信し、他地域での普及の後押しとします。

ウ 中央公園との一体性・市街地のシンボルとして

  • 環道の中央島の構造等に配慮することにより、前後に連なる公園との一体性を創出します。
  • リニアを踏まえたまちづくりにあたって、飯田駅・中心市街地への流入部におけるシンボルとなり得ます。

関連ファイル

交差点の整備方針(制御方式)について (平成24年2月)(PDFファイル/531MB)

東和町ラウンドアバウト 整備イメージ (平成24年2月)(PDFファイル/249KB)

地図

東和町交差点

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