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飯田市防災情報 災害に備えて 飯田市の災害環境 土砂災害の危険
土砂災害の危険
土砂災害の起きやすい伊那谷の地形・地質条件
図は、飯田下伊那地域の主な土砂災害の発生要素を表示したものです。断層運動により岩盤が砕かれたところや竜東に多い長い年月を経て風化された花崗岩は、もろく地すべり・土砂崩れがおきやすい地質です。
傾斜の急な山を背後に持つ竜西は、大雨降ると天竜川に注ぐ各支流に崩れた土砂を含んだ水が一気に運び込まれるため、土石流の危険が高い地域です。
伊那谷の特徴である河岸段丘の急傾斜地もほとんどが断層の運動でつくられたものですが、その段丘を横切る天竜川の支流の浸食されたところにも急傾斜地がみられます。土砂災害は大雨の時におこると考えられがちですが、大きな地震の時にはその断層の動きや地盤の揺れが引き金となって、同様の災害が起きる可能性があります。
災害危険箇所等法指定状況
地すべり危険箇所については鼎、山本地区を中心に山地緩斜面や段丘上に16箇所が存在します。急傾斜地崩壊危険箇所は、鼎、飯田、下久堅地区などの段丘崖を中心に94箇所が存在します。
災害危険箇所等法指定の状況
- 地すべり危険地区 該当なし
- 地すべり危険箇所 16
- 急傾斜地崩壊危険箇所 94(39)
( )は危険区域指定 - 保全対象戸数 1,556戸
- 山腹崩壊危険地区 107
- 危険度A(21)
- 危険度B(48)
- 危険度C(38)
危険地区面積 533ha - 崩壊土砂流出危険地区 111
危険地区面積 281ha