本文
飯田市防災情報 災害に備えて 飯田市の地震被害想定 延焼危険度評価
延焼危険度評価
ここでは想定される地震火災発生後の延焼危険性について、その潜在的な危険度の評価を行いました。地区内における木造建築の床面積を潜在的な焼失危険のパラメータとして採用し、延焼危険地区の抽出を行うとともに、その延焼危険地区における焼け止まり線の状況把握を行いました。
評価結果
図のように、飯田市の中心部においては、赤い色で示したメッシュが連たんしているところが多くみられます。(1メッシュの面積は1ha)これらの地域は、阪神・淡路大震災のように、同時多発的に火災が発生し、通常の消防力で追いつかず、大規模な延焼火災の危険性が高い地域です。
このような地域ではリンゴ並木通りのように火災の炎や熱を阻止する焼け止まり線やオープンスペースの確保、建築物の耐震不燃化などをすすめるとともに、避難・初期消火体制の整備等、地域の防災力の向上が望まれます。
また、赤色の地域に接する黄・緑の地区については、延焼危険性は比較的低い状況ですが、緊急自動車の進入が困難になる狭い道路をできるだけ少なくし、建物の間隔をあけるなど、将来にわたって良好な住環境を維持していくことが望まれます。