今田人形座 [今田人形の仕組み]
ページID:0000739 印刷用ページを表示する 掲載日:2013年10月31日更新

人形の全身 | ![]() | 人形の衣装を脱がせてみましょう。 男の人形は、かしら・胴輪・手・足から出来ています。 胴輪は肩を形づくる肩板に、体にふくらみをもたせる腰輪をつるしたもので、 手足が紐で結わえてあります。 |
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かしらの持ち方 | ![]() | かしらは頭と首(のど木)、胴串からなります。 胴串には頭をうなずかせる仕掛けがあり、 目や眉や口を動かす仕掛けをもつものがあります。 左手でしっかりとにぎって、指で仕掛けを操作します。 |
手 | ![]() | 人形の手は、役によって使い分けます。 5本の指が動くもの、関節が動くもの、 三味線や琴を弾く専用のものなど、多くの種類があります。 |
男の足 | ![]() | 男の人形にはスネの裏側に金具が付いており、 足遣いがこれをにぎって操作します。 ところが女の人形には一般に足はありません。 足遣いは着物の裾を持って動かしたり、形を整えて足を表現します。 |
三人遣い | ![]() | 人形芝居は人形と三味線と太夫(語り)が三業一体となった芸能です。 そして人形1体を動かすのも3人の共同作業です。 写真の左は主遣いで、人形の胴串を左手でにぎって人形全体を支え、 右手で人形の右手を操作します。 右の左遣いは左手を、真ん中の足遣いは足(女の人形は着物の裾)を動かします。 3人の息がぴったりとあって、初めて人形が生きてくるのです。 |