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5月は春の農作業安全確認運動月間です
長野県では、5月を春の農作業安全運動月間として実施します。
県内では、令和6年中に農作業による死亡事故が7件、そのうち6件の事故が65歳以上の方が起こしたものでした。
家族や仲間同士で互いに声を掛け合いながら、以下の事項について注意し、安全に農作業を実施しましょう。
重点推進事項
1.シートベルト・ヘルメットの着用の徹底
2.乗用型トラクターへの安全フレーム・安全キャブの装着徹底
3.脚立を用いる高所作業での安全確認の徹底
4.管理機の事故防止
5.刈払機使用時における保護メガネ等保護具の着用促進
6.農業機械・施設の日常点検整備の励行と点検整備中における事故防止
7.安全な運転操作と周囲の安全確認の徹底
8.家族への作業場所の伝達とゆとりをもった農作業の実施
9.労働災害保険等への加入促進
公道での農機による交通事故防止の対策
1.確実な運転操作とブレーキ連結の確認
農機による死亡事故は、ハンドルやブレーキ操作ミスによる単独事故が多いため、道路状況等に応じた確実な運転を行いましょう。道路走行時は必ず左右のブレーキを連結しましょう。農作業前後に道路上を走行する際は、ブレーキ連結をしていないと、ブレーキを踏んだ時に急旋回して転落、横転する事故につながる恐れがあります。
2.安全キャブ・フレームの装着とシートベルト・ヘルメットの着用
救命効果の高い安全キャブやフレームが付いているトラクターを利用しましょう。農機による交通事故においても、シートベルト着用の有無により死傷状況が大きく異なります。トラクター等の農機運転中は必ずシートベルトを着用しましょう。また、ヘルメットの着用にも努めましょう。
3.ランプ類や低速車マーク等の取り付け
一般車両との接触や追突を防ぐためには周囲に気づいてもらうことが大切です。「低速車マーク」や「反射板」を設置しましょう。また、作業機を付けて公道を走行するためには、基本的にランプ類の増設等が必要です。
農作業中の熱中症対策
暑さを避ける
高温時の作業は極力避け、日陰や風通しのよい場所で作業しましょう。
こまめな休憩と水分補給
喉の渇きを感じる前に、こまめに水分・塩分を補給しましょう。
単独作業は避ける
なるべく2人以上で作業し、時間を決めて声をかけあったり、異常がないか確認しあうようにしましょう。
熱中症対策アイテムの活用
帽子や吸湿速乾性の衣服の着用、空調服や送風機の活用をしましょう。
参考
1.農作業事故防止啓発動画
YouTubeにて、農業事故防止啓発動画を公開中です。
(1)トラクター(外部リンク)、(2)乗用草刈機(外部リンク)、(3)高所作業機(外部リンク)、(4)スピードスプレーヤー(外部リンク)、(5)刈払機(外部リンク)の動画が公開されています。
ぜひご覧になって農業事故防止に努めましょう。