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テンサイシストセンチュウによるアブラナ属当植物の生育不良にご注意ください

ページID:0130693 更新日:2025年6月25日更新 印刷ページ表示

長野県内で発生が確認されているテンサイシストセンチュウは植物防疫法に基づく侵入警戒病害虫で、早期の発見と早期の対策が重要になります。
ついては、寄主であるアブラナ属植物等の生育が盛んになる時期を迎えるため、農家の皆さまには、当該植物の生育不良等に注意するようお願いします。

テンサイシストセンチュウとは

テンサイシストセンチュウはテンサイ等のフダンソウ属植物やアブラナ属植物等に寄生し、特にテンサイ生産において甚大な被害を及ぼすことが知られています。

形態・生態

  • 雌成虫の体長は0.6~0.9mm。発育し、肥大化するとレモン型になり、その後、卵を内包した褐色のシストとなります。
  • 雄成虫、幼虫(2期)は糸状。

注意:シストは土壌中で長期間生存し、土壌とともに移動します。

寄主植物(センチュウが寄生する植物)

  • アブラナ属植物:はくさい、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲンサイ、かぶ、のざわな 等の生植物の地下部
  • ほうれんそう、トマト、ルバーブ、食用ビート 等の生植物の地下部

寄生された植物への影響

  • センチュウの寄生により、植物体の養水分の吸収阻害が起こります。
  • その結果、植物体では地上部の萎れや黄化症状、生育遅延、地下部では細根(ひげ根)が異常に増えます。

注意:このセンチュウは植物の地下部に寄生するものです。
・ヒトや動物に寄生することはありません。
・葉や茎などの地上部には寄生しません。
・万一、センチュウが付着した農産物を食しても、ヒトの健康を害することはありません。

疑わしい地上部の症状

  • 寄主植物の地上部に次の症状がみられる場合は、根こぶ病などとの複合症状の可能性もありますが、テンサイ シストセンチュウの寄生が疑われます。
症状例
・生育遅延 ・生育不良(外葉や結球の小型化など) ・黄化症状 ・萎れ

確認する方法

  • 根を掘り上げ、地下部に次の症状などがみられる場合は、テンサイシストセンチュウの疑いがありますので、長野県病害虫防除部 中南信班(Tel:0263-53-5642)もしくは長野県南信州農業農村支援センター(Tel:0265-53-0436)までご連絡をお願いします。
確認方法

・細根(ひげ根)の異常な増加 ・根に乳白色、レモン型の雌成虫(大きさ0.6~0.9mm)、褐色のシストが寄生

※雌成虫が変化したもので、寄主植物の根がなくても土壌中で長期間生存可能

参考

テンサイシストセンチュウの発生に警戒を! (PDFファイル/436KB)

テンサイシストセンチュウに関する情報(農林水産省)(外部リンク)

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