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チュウゴクアミガサハゴロモが県内で初めて確認されました
北信地域のりんご栽培ほ場で、「チュウゴクアミガサハゴロモ」が長野県内で初めて確認されました。
本種は、りんご、なし、もも、ぶどう、ブルーベリーほか多数の樹木果樹など幅広い植物に寄生し、果実や樹木を弱らせる恐れがあります。
全国的に生息域を拡大しており、市内においても短期間で広がる可能性があります。園地点検を実施し、発見した場合は適切に防除をお願いします。
チュウゴクアミガサハゴロモとは
形態及び被害の特徴
- 成虫の体長は15mm前後、前翅長は14mm程度。翅の幅が先の方へ行くほど広がり、体型が三角形状となっています。
- 幼虫及び成虫が枝から樹液を吸汁します。発生が多いと排せつ物によるすす病が発生します。
- 雌成虫は寄主植物の枝に、樹皮を裂いて多数の卵を列状に産卵するため、細胞組織が損傷を受けて植物体が衰弱します。
主な防除対策
- 令和7年10月現在、対象作物において本種を対象とした登録農薬はありません。
- 産卵された枝は次年度以降の発生源となるため切除してほ場外に持ち出し、土中深くに埋めるなど適切に処分してください。

