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『飯田・下伊那史料叢書 近世史料編3 飯田御用覚書』を刊行しました
『飯田・下伊那史料叢書5 近世史料編3 飯田御用覚書』
「飯田御用覚書」は、飯田藩堀家の国元の重臣(用人)が、公務に関わる日々のできごとを記録したものです。寛文12(1672)年に堀家が飯田へ移ってきて以来、毎年書き継がれたと考えられ、現在は欠損のあるものを含め25冊が確認されています。今回、この中でもっとも古い延宝2(1674)年の「飯田御用覚書」(下伊那教育会所蔵)の全文を翻刻し、史料集として刊行しました。
この「御用覚書」には、重臣層による寄合の記録、江戸―飯田間の書状のやりとり、領内支配に関する記録、近隣の旗本や幕領代官とのやりとりなどが記されており、当時の飯田藩の様子を詳しく知ることができます。また、飯田・下伊那の社会のあり様も垣間みられる貴重な史料です。
定価
A5版 263頁 定価2,800円
2022年3月発行
お問い合わせ
ご購入・お問い合わせは、飯田市歴史研究所 電話 0265-53-4670まで。