本文
飯田版ZEH普及促進事業補助金
高い断熱性能でエネルギー消費が少なく、地域の気候風土を活かした自然エネルギーを有効利用するエコ住宅「飯田版ZEH」の普及を促進し、もって地球温暖化防止に資することを目的に、飯田版ZEHの建築に対して補助金を交付します。
飯田市ZEHモデル推進協議会が定めた飯田版ZEHの基準を満たす住宅を新築、または新たに飯田版ZEHの基準を満たすこととなる住宅の大規模改修を行った場合に、一定の基準により最大42万円の補助金が交付されます。
省エネ・創エネ・蓄エネで快適なカーボンニュートラル生活を
住宅のカーボンニュートラルを目指す上で重要な省エネ・創エネ・蓄エネの三要素を全体的にバランスよく効率的に実現する上で、新築・大規模改修の際が大きなチャンスです。
家庭でのエネルギー消費を実質ゼロにするZEH(ネットゼロエネルギーハウス)は、地球環境と家計の両方に優しいエコ住宅です。
省エネ
高断熱化された冬暖かく夏涼しい住宅は、電気や石油・ガスといったエネルギーの消費を抑えた低燃費な生活に有利です。
創エネ
太陽光・太陽熱・木質バイオマスなどの、CO2を排出せず枯渇の心配も少ない再生可能エネルギーを活用することで、家庭で使う電気・熱を自給することができます。
蓄エネ
再生可能エネルギーは気象などの自然条件により発電量が変動する特性を持ち、家庭における電気の創エネの主力である太陽光発電では、夜間や曇り・雨・雪の日は発電ができません。
家庭での電力需要が高まる朝・夕も、電力消費量に対して発電量が不足することがあります。
蓄電システムを取り入れることで、晴れた日の昼間に創った電気を貯めて、時間帯や天気にかかわらず使えるようになります。
さらに、地域の電力網における電力需給バランスに合わせて蓄電システムを充電・放電(ディマンドレスポンス(DR))することで、地域全体の再生可能エネルギー普及に協力・貢献するとともに、報酬を得ることも可能です。
予算やライフスタイルに合った快適エコ住宅に
住宅の実質ゼロエネルギーを実現する方法は多数ありますが、すべての工夫を実践することは容易ではありません。
建築・改修の予算や家族構成・働き方・趣味などのライフスタイルに合った、我が家らしさを活かした快適エコ住宅を実現しましょう。
令和6年度飯田版ZEH普及促進事業補助金のご案内
「飯田版ZEH」仕様住宅とは
次の3段階の条件を満たす住宅が「飯田版ZEH」です。
国の定めるZEHの基準(全国的な基準)に加えて、地域の特色を考慮した基準としています。
詳細は 飯田版ZEH(飯田版ZEHモデル推進協議会) をご確認ください。
基本性能 2項目
次の基準項目をすべて満たすこと
- 外皮平均熱貫流率(UA値) 0.6W/m2・K以下
- 一次エネルギー消費量 20%以上の削減
地域の特色 3項目
次の基準項目をすべて満たすこと
地域産木材の使用
南信州産木材を建築木材の全体数量の10%以上使用すること
地域の特色を活かしたZEHの設計・施工促進
次のうち、少なくともいずれか一方の基準項目を満たすこと
- 市内に本社・本店を有する設計業者(設計事務所)による設計であること
- 市内に本社・本店を有する建築業者(工務店・建設会社)による施工であること
地域の特色を活かした建築材料・機能・設備の導入
次のうち、いずれか1つ以上の基準項目を満たすこと
- 木材以外の地域の建築材料の使用
- 日射を有効に遮る庇の設置
- 庇以外の日射遮へい手法の活用
- 居室における通風経路の確保
- 雨水タンクの設置
- 太陽光発電設備、蓄電システム、太陽熱温水器の設置
- 薪ストーブ、薪ボイラー、竹ボイラー、ペレットストーブ、ペレットボイラーの設置
- HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の設置
実質ゼロエネルギーの達成
「CO2削減量換算シート」による算定の結果、設計CO2削減量が基準CO2削減量を上回ること
対象項目・補助率・補助額
次の取組項目について、それぞれ掲げる補助率・最大補助額となります。
取組項目 | 補助率 | 最大補助額 |
---|---|---|
断熱性能の向上 | UA値(外皮平均熱貫流率)が0.6を0.01下回るごとに5千円 | 24万円 |
市内の設計業者による設計 | 定額 | 5万円 |
市内の建築業者による施工 | 定額 | 5万円 |
日射を有効に遮る庇の設置 | 南面1,200mm未満開口部:1箇所あたり1万円 南面1,200mm以上開口部:1箇所あたり2万円 |
5万円 |
居室における通風経路の確保 | 基準を満たす1室あたり1万円 | 2万円 |
HEMSの設置 | 定額 | 1万円 |
交付条件
詳細は交付要綱の規定によります。
- 自ら居住するための住宅家屋を新築・大規模改修し、新たに「飯田版ZEH」に該当したものであること
- 飯田市内の一戸建て住宅(住宅の用に供する部分の床面積の合計が延床面積の2分の1以上)であること
- 令和6年3月1日以降かつ交付申請以前に事業を完了(完工・引渡・支払)したものであること(事後申請方式です)
- 過去にこの補助金の交付を受けていないこと
- 申請者に市税等の滞納がないこと
申請方法
必要事項を記載した「交付申請書兼実績報告書」と添付書類一式を持参にてご提出ください。
申請受付期間
令和6年5月15日(水)〜令和7年2月28日(金)
※交付申請額が予算額上限に達した時点で申請受付を締め切ります
提出先
飯田市役所C棟1階 ゼロカーボンシティ推進課 窓口
受付日時
開庁日の午前8時30分〜午後5時15分
(閉庁日:土日祝・年末年始)
提出書類
□:必須
○:それぞれ掲げる場合に必須
△:他の添付書類で兼ねる場合以外は必須
共通必須項目
いずれの場合も添付が必要な書類です。
書類 | |
---|---|
□ | 交付申請書兼実績報告書 |
□ |
提出書類チェックリスト |
□ | 周辺の主要施設からの方位・距離がわかる見取図 (住宅地図の写しなど) |
□ | 施工事業者と契約を締結したことがわかる書類 (工事請負契約書の写しなど) |
□ | 工事に係る費用の総額及び内訳がわかる書類 (見積書、内訳書の写しなど) |
□ | 工事に係る費用の支払を証明する書類 (領収書の写しなど) |
□ | 竣工時の住宅の全景及び室内の写真 |
□ | 検査済証(建築基準法第7条第5項) |
□ | 計算者の住宅省エネルギー設計技術者講習終了書等の写し |
□ | 外皮平均熱貫流率(UA値)計算書 |
□ | 一次エネルギー消費量計算書 |
□ | 飯田版ZEH仕様CO2削減量換算シート |
□ |
飯田市産材等利用促進住宅補助金確定通知の写し ※非該当・未確定の場合は◇を添付 |
◇ | <飯田市産材等利用促進住宅補助金の対象である場合> 飯田市産材等利用促進住宅補助金交付申請書及び添付書類並びに交付決定通知の写し |
◇ |
<飯田市産材等利用促進住宅補助金の対象であって申請書に添付したものに変更があった場合> |
◇ | <飯田市産材等利用促進住宅補助金の対象でない場合> 使用した木材の量及び南信州産木材の使用割合がわかる書類 |
◇ | 使用した木材が南信州産木材であることを証する出荷証明書 |
◇ | 信州木材認証製品出荷証明書又はこれに代わる書類 |
◇ | 南信州産木材が使用されていることがわかる屋根の工事の完了時の住宅の全景及び室内の写真 |
選択必須項目
少なくともいずれか一方に該当している必要があります。
補助金額の算定対象となるため、いずれにも該当する場合はそれぞれ添付が必要です。
市内の設計業者による設計
書類 | |
---|---|
△ | 設計に係る契約書の写し |
△ | 設計に係る費用の総額及び内訳がわかる書類 (見積書、内訳書の写しなど) |
△ | 設計に係る費用の支払を証明する書類 (領収書の写しなど) |
○ | 設計業者の登記事項証明書 (現在事項全部証明書又は履歴事項全部証明書に限る) |
市内の建築業者による施工
書類 | |
---|---|
○ |
建築業者の登記事項証明書 |
選択項目
いずれか1つ以上に該当している必要があります。
★の項目は、補助金額の算定対象となるため、該当する場合はそれぞれ添付が必要です。
地域の建築材料の使用(木材以外)
書類 | |
---|---|
○ | 建築材料及び使用量が確認できる書類 |
○ | 建築材料が飯田市内で製造又は採取されたことを確認できる書類 |
日射を有効に遮る庇の設置 ★
書類 | |
---|---|
○ | 方位を記載した図面(配置図・平面図など) |
○ | 方位を記載した各階平面図 |
○ | 記載された算定式から基準を満たす庇であることが確認できる立面図又は断面図 |
○ | 竣工時の庇の設置状況がわかる写真 |
庇以外の日射遮へい手法の活用
書類 | |
---|---|
○ | 方位を記載した図面(配置図・平面図など) |
○ | 方位を記載した各階平面図 |
○ | 立面図又は断面図 |
○ | 手法及び遮へい効果が確認できる書類 |
居室における通風経路の確保 ★
書類 | |
---|---|
○ |
飯田市雨水貯留浸透施設設置補助金確定通知の写し ※未確定の場合は◇を添付 |
◇ | 飯田市雨水貯留浸透施設設置補助金交付申請書及び添付書類の写し |
◇ | 飯田市雨水貯留浸透施設設置補助金交付決定通知の写し |
◇ | 設置箇所を明示した図面(配置図・平面図など) |
◇ | 設置箇所の設置前後の写真 |
◇ | 設置工事に係る費用の支払を証明する書類 (領収書の写しなど) |
◇ | 雨水貯留浸透施設の維持管理に関する協定書の写し |
HEMSの設置 ★
書類 | |
---|---|
△ | 設置に係る工事請負契約書の写し |
△ | 設置に係る費用の総額及び内訳がわかる書類 (見積書、内訳書の写しなど) |
△ | 設置に係る費用の支払を証明する書類 (領収書の写しなど) |
○ | 設備の型式及び設置箇所がわかる写真 |
○ | 型式、台数及び管理系統の範囲を明示した系統図 |
他のゼロカーボンシティ推進関係補助金の対象となる取組項目 ★
次の各取組項目に該当する場合は、その取組項目を対象とする他のゼロカーボンシティ推進関係補助金の交付申請及び実績報告について、この補助金の交付申請書兼実績報告書への必要事項の記載及び必要書類の添付で代えることができます。
取組項目 | 補助金 |
---|---|
太陽光発電設備の設置 |
太陽光発電設備・蓄電システム設置補助金 |
太陽熱温水器の設置 |
太陽熱温水器設置補助金 |
ペレットストーブ・ペレットボイラーの設置 |
もりのエネルギー推進事業補助金 |
交付要綱・様式・資料
交付要綱
- 飯田版ZEH普及促進事業補助金交付要綱
(改正告示後に掲載します)
様式
- 交付申請書兼実績報告書様式
- 提出資料チェックリスト
- 飯田版ZEH仕様CO2削減量換算シート(新築・リフォーム共通)
資料