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『飯田市歴史研究所年報』21を刊行しました
飯田市歴史研究所年報21(Annual Bulletin of The Iida City Institute of Historical Research)
特集「満洲移民―下伊那から再考する―」は2022年9月に開催した第19回飯田市地域史研究集会の成果をまとめたものです。6本の論考と2本の参加記を載せています。また、17世紀の清内路村に関する研究ノート、新出の飯田歌舞伎座史料の紹介、牧原成征氏の著書『日本近世の秩序形成』の書評、清内路の建造物や天龍社資料の調査報告、歴史研究所20年間の活動記録、新刊紹介なども掲載しています。最新の地域史研究の成果をお楽しみください。
飯田市歴史研究所年報21
飯田市歴史研究所編/飯田市教育委員会発行
2024年、243頁、B5判、定価2,200円
内容
特集 「満洲移民 ―下伊那から再考する」
- 日中戦争 ―戦争拡大の構図― (加藤 陽子)
- 日中戦争下の募集と送出 ―地域指導者と下伊那の人びと― (本島 和人)
- 下伊那の中の満洲 ―原史料を読み解く― (齋藤 俊江)
- 満洲体験が人生の指針に ―看護師として生きる (橋本 珠子)
- 沈黙を聴く ―ドキュメンタリーの現場から (手塚 孝典)
- 想起と対話の「場」 ―記念館レポート (三沢 亜紀)
研究ノート
- 17世紀清内路村における年貢負担の推移 (坂本 広徳)
史料紹介
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飯田歌舞伎座新史料 (竹村 雄次)
書評
- 牧原成征著『日本近世の秩序形成 ―村落・都市・身分―』 (前澤 健)
調査報告
- 清内路建築実測調査2 (山里の建築研究会)
- 天龍社資料 (太田 仙一)
新刊紹介
歴史研究所新刊紹介
飯田市歴史研究所20年の活動記録(1)
歴史研究所2022年度の記録 ほか
問い合わせ
飯田市歴史研究所
電話0265‐53‐4670
年報1~20号については詳細ページがありますので、下記のリンクよりご覧ください。