中学校職場体験学習実施されました
職場体験学習について
飯田市では、中学生の職場体験が円滑になされるように、平成19年度から、学校と企業や事業所を結ぶコーディネートをしています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症のため中止となり、令和3年度と4年度は、感染レベルが下がった時期のみ実施するということで、9中学校のうち実施できたのは2校という状況でした。各校では学びを止めないように、キャリアフェスや出前講座などを代替行事として工夫して行ってきました。
令和5年度の取組
令和5年度は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことに伴い、すべての学校での実施が予定されています。243の企業や事業所より受け入れ可能と回答をいただきました。企業や事業所の皆様には大変お世話になりますが、未来をひらいていく生徒たちのために、どうぞよろしくお願いいたします。
職場体験を通して、地育力で私と地域の未来をひらく「飯田型キャリア教育」のねらいでもある「ふるさとのよさに気づき、自ら関わろうとする態度をもつ人」を目指し、「人とつながる力」、「自分を見つめ夢や希望を描く力」、「課題をもって最後までやり抜く力」「職業や仕事について興味や関心をもつ力」という4つの力が育まれるように願っています。
鼎中学校の職場体験からスタート
7月4日(火)から6日(木)の3日間、鼎中学校2年生の職場体験が行われました。飯田市役所内にある「やまなみ食堂」での様子をお伝えします。
生徒の感想 「貴重な体験ができました。3日間、ありがとうございました。」
・ずっと立ってるのが大変だったので、働いている人はすごいと思いました。お客さんに「ありがとうございました」と言ってもらえるのが、やる気につながりました。空いている時間ができた時に、指示を待つのではなく、自分で仕事を見つけられるようになってきました。自分で考えて動くことが大事だと思いました。
・最初はわからないことばかりで緊張しましたが、2日目からは、言われなくても自分から動けるようになりました。お店の人はお客さんに、出来上がったものが伝わるように大きな声で呼んでいましたが、私は声が小さかったので、相手に伝わるように自分を変えていきたいと思いました。
お店の方から生徒さんへ
・初日は緊張していて声が出ないような感じでしたが、3日目には、困っているお客さんに自分たちで動いて声をかけ、お皿をさげている姿に成長を感じました。相手の立場に立って動ける人になって欲しいと思います。
・料理人は包丁という道具を使うので、包丁の使い方や技を教えることもありました。包丁は扱い方によっては、人を殺める道具になってしまいます。でも、料理で使う包丁は人を幸せにします。どんな扱い方をする人になりますか。これから成長して一人暮らしをしても、口に入れるものは自分で作って食べられる人になって欲しいし、将来家族をもつような時も、料理を大事にできる人になって欲しいです。ここでの体験をこれからの人生に活かしていって欲しいと思います。