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令和元年度第4回 結いジュニアリーダー育成講座をおこないました

ページID:0067243 印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月1日更新

令和元年度 第4回結いジュニアリーダー育成講座を行いました。

10月12日(土曜日)飯田市役所で第4回結いジュニアリーダー育成講座を行いました。

今回の講座では、台風の接近もあり開催が危ぶまれましたが、夕方から深夜にかけての接近とのことで開催に踏み切りました。

午前中は幸いにも少雨で、部活動の新人戦等で4名が欠席しましたが、残りのメンバーで、第3回の遠山地区での農業宿泊体験や職場体験学習、講師のお話を基に、活発に意見交換を行うことができました。

【講座内容】

○ 育成講座で出会ったもの・こと・人から「働くこと」「地域とかかわること」について考える

○ 講師の話

○ キャリア教育推進フォーラムの概要理解

 

育成講座様子

 

遠山で出会ったもの・こと・人とジュニアリーダーの感想

1  「働くこと」に関わって

○ 胡桃沢國夫さん(上中根農園)

 ・ お客さんに感謝していた。お客さんに喜んで貰うこと、それを見て満足する。

 ・ 下栗は農業には不向きだが、その困難さを乗りこえていく。意見交換様子

 ・ ここでは、農業だけでは暮らせないが、先祖からの土地を守ることも大切。

○ 胡桃沢三郎さん(下栗案内人)

○ 胡桃澤勝久さん(ロッジ下栗支配人)

 ・ 商売すること、お金をかせぐことも大事な仕事。

 ・ 例え失敗しても、次の仕事で頑張ればよい。

○ ビューポイント

○ 旧木沢小学校

○ 牧内厚達さん(かぐらの湯支配人)

・ 自分の好きなことが仕事になれば一番いい。ただしお金を貰うのだから、仕事には責任を持つこと。

・ 感謝の気持ちを持って。

・ 自分の責任で選択して自分が楽しいことをするのがいい。 

・ 地域のために力を尽くす。長所を生かし社会の中で生きる。

○ 遠山裕一郎さん・木股玄登さん(コンパスハウス)

  ・ 夢の実現のために生きる。夢は叶うもの。それに向けて、一から作りあげていく。

            

 ◎ 生活するために、お金が必要  自分の好きなことが仕事になれば楽しめる

  • ただ、それだけでなく何かの役に立つことで、達成感や自分の存在感を感じたい

  • お客に喜んで貰う 誰かに感謝して行うことも仕事

  • 困難なことも、自分の成長につながる 経験となる

  • 働くとは、自分のできることや自分の長所を生かしながら社会の中に生きること

  • 夢の実現

  働くこと(ジュニアリーダーの意見交換から)

 

2  「地域とのかかわり」に関わって

○ 松下規代志さん(木沢地区活性化協議会前会長)

 ・ 地域の大切な拠点

○ 仲山雄貴さん(野郎会)

 ・ 地域の伝統を伝えている  

・ 地域の行事に参加、担い手となる

○ 胡桃沢國夫さん(上中根農園)

 ・ 遠山の今の現状を知り、自分のできることをする

○ 遠山裕一郎さん・木股玄登さん(コンパスハウス)

 ・ 地域の集いの場 

 ・ 自分の夢の実現を通して仲間とのつながり、地域とのつながりができていく

           ↓

◎地域の中で行事などでみんなと楽しむ つながり

  ・つながりを通して助け合い 災害 子供・老人など安心して暮らす

◎地域の現状を知り、何をしなければならないか?何ができるか?を、考える

◎まずは行動

  ・拠点を作り、集うことで、人と人との交流が生まれ、気持ちの交流となる

  地域との関わり(ジュニアリーダーの意見交換から)

 

講師の話

1   中根さんのお話

働くことや、地域と関わって生きることについて、実際に地域で活躍されている中根さんからお話を伺いました。

中根さんは、りんご並木で飲食店を経営されたり、近年は川路でココロファームビレッジを経営されています。

昨年に引き続き、今年も中学生に熱い思いを語っていただきました。

         中根さんの話

 

2   原さんのお話

高校時代に「地域人教育」で学び、授業だけでなく有志グループでも積極的に地域と関わって活動を実践した原さんからお話を聞きました。

         原さんの話

 

キャリア教育推進フォーラムに向けて

 1月18日(土曜日)開催予定のキャリア教育推進フォーラムに向けての準備も始まりました。

 昨年のフォーラムの様子を知ることや、今年の内容について考えることから始めました。

 本年度のフォーラムについて、

 ・ これまでこの講座で学習してきた「仕事の意味」「地域との関わり」について発表しよう。

・ ジュニアリーダーの発表に加えて、フロアーからも各中学校からの発言がなされるよう事前依頼しよう。

・ 高校生や大人の方の意見ももっと出してもらい、意見交換したい。など、さまざまなアイディアも出されました。

大勢の中学生や一般参加者の積極的な発言で、話し合いが深まるように、今後さまざまな準備をしていきたいと考えています。

最後に

 ジュニアリーダーたちは、遠山地区での農業宿泊体験で美しい自然や、そこで生きがいを持って生き生きと暮らす人々に出会い多くのことを学び気づきました。また、会社経営をされてい る中根さん・飯田市職員の原さんのお話から、多くの示唆を与えられました。

 これらを出発点に、「仕事の意味」「地域との関わり」について話し合いました。

 今後ジュニアリーダーたちが、それぞれの学校にここで考えた内容を持ち帰り、友達と考え深め合うことで、飯田市内の中学生全員がジュニアリーダーと同様な課題意識を持ち、仕事や地域への関心を高めて欲しいと考えています。

 育成講座も、いよいよ後半に入りました。

 今後、キャリア教育推進フォーラムに向けてさらに活動を深めていき、生徒の中に活動の達成感や地域への思いが広がることを期待しています。