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3月第2木曜日は世界腎臓デーです
世界腎臓デーについて
毎年3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」です。
腎臓病は初期には症状が出にくい病気ですが、重症化するとむくみや息切れなどの症状が出現し、末期には生命維持のために人工透析や腎移植が必要になる上、心臓病、脳卒中の発症要因にもなります。
近年、腎臓病には効果的な治療法の開発等から、早期発見、早期治療により進行を抑えることが可能となっています。
新たな国民病 慢性腎臓病(CKD)をご存じですか?
慢性腎臓病(CKD)とは、慢性に経過するすべての腎臓病を指し、CKDの患者さんは成人5人に一人いると推計され、新たな国民病といわれています。
腎臓とは
腎臓は、腰の辺りに2個あり、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの大きさをしています。
血液をろ過して老廃物を尿として体外に排出したり、体液の量や浸透圧・血圧の調整、ナトリウム・カリウム濃度の調節、さらには血液を作るホルモンを分泌する、骨を健康に保つといった多くの働きがあります。
まさに私たちの健康において、‛肝腎かなめ’の臓器です。
また、腎臓は「沈黙の臓器」と言われるほど我慢強い臓器で、腎機能がかなり低下するまでは自覚症状が出ないことが特徴です。
慢性腎臓病(CKD)の初期症状
CKDは初期には自覚症状がほとんどありませんが、早期発見できれば、治療で回復することもわかっています。
慢性腎臓病(CKD)が進行するにつれ現れる症状
CKDが進行すると、夜間尿・むくみ・貧血・倦怠感・息切れなどの症状が現れてきます。
腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと、自然に治ることはありません。
放っておくと、どんどん進行して、透析療法や腎臓移植を行わなければいけなくなる可能性があります。
慢性腎臓病(CKD)を早く見つけるためには
定期的に健康診断を受け、尿検査、血液検査(クレアチニン検査)をすることで腎機能に問題はないのか、将来腎機能を低下させるような病気が隠れていないかを見つけることができます。
ご自分の体の状態を知るために、一年に一度は健診を受けましょう。
関連リンク
飯田市公式ウェブサイト
厚生労働省関連
3月第2木曜日は世界腎臓デー ~腎臓を知ろう!慢性腎臓病の予防と治療を心がけましょう~ - YouTube(外部リンク)