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わがまちの“憲法”を考える市民会議記録 第7回

ページID:0035576 印刷用ページを表示する 掲載日:2008年7月28日更新

わがまちの“憲法”を考える市民会議記録

会議内容

第7回 市民会議記録

日時 平成16年8月31日(火曜日) 午後7時から午後9時30分
場所 飯田市役所3階会議室及び議会棟会議室
出席者 市民会議委員19人(5人欠席)、事務局6人 合計25人

会議の内容

前回に引き続き、「飯田市の自治の現状と課題」について分散会を行い、活発な意見交換が行われました。
次回(9月6日)は、それぞれの分散会で出された「飯田市の自治の課題」を持ち寄り、市民会議としての「飯田市の自治の課題」を集約する予定です。

分散会の要旨
A分散会

出席者 司会:清水、高坂、伊原、佐々木、森本 (記録・大沢、木下)

1 住民自治に関する課題の集約

  • 前回に引き続き課題の整理を行った。主なものは、以下のとおり。
  • 自治の基本原則 市民参加の推進、参加のルール、参加意識の醸成、協働
  • 市民の権利 多様なニーズ(権利意識)の把握
  • 市民の責務 納税義務と社会的責務
  • 地域コミュニティ 自治会未加入、人任せ、地域活動不参加
  • 市民参加 民意の反映方法(意向把握方法)
  • 市議会の責務 行政チェック機能強化、議会の情報公開
  • 議員の責務 政策立案、市民の意向把握(市民との意見交換会)
  • 市の責務 説明責任、情報公開、効率的な市政運営、
  • 市長の責務 市民に理解された合意形成
  • 職員の責務 市民主役の再確認、自己研鑽
  • 総合計画 策定手法(市民参加、意向把握、地区構想との関係)
  • 行政評価 市民による評価、委員会設置
  • 情報共有 情報公開の方法等、情報の利用促進
  • 説明責任 説明会の開催
  • 財政状況の公表 分かりやすく
  • 住民投票 市民要望あり

2 その他の意見

  • 地方自治法の改正による「地域自治区」の扱いが、今後の大きな課題となる。
  • 事務の外部監査を導入したらどうか。
  • 地区の主要な事業に関し、その地区に限定した住民投票が、取り入れられないか。
  • 男女共同参画に関する規定は盛り込めないか。別条例が必要との意見もあり。
  • 住民投票については、様々な課題があり、分科会の中心課題となりそうだ。
  • スケジュールは大変厳しいが、市民会議立ち上げ前に意見集約すべき事項が、持ち越されているので、その辺の整理に時間が掛かっている。  
B分散会

出席者 福島、岡島、伊壷、多和田、(記録・原)

1 今回B分散会では、主に自治基本条例制定に向けての議論すべき課題について話し合った。その結果出された課題の概要は次のとおり

  • 市民、行政、議会のパートナーシップについて謳い込みたい
  • 住民投票についてを、どう取り扱うか
  • NPOやボランティア等も含めた住民参加を盛り込む必要があるか
  • 地域自治組織と基本条例の関係をどうするか(自治基本条例であるかぎり、理念として謳うべき。否、改正で対応すべき。理念ならば改正はないはずetc.)
  • 景観条例に基づく地域協定やまちづくり協定をどう取り扱うか
  • 地域住民独自に策定した「地区計画」等をどう捉えるか
  • 参加の多様性を保障できるようなことを盛り込めるとよい(自治会、隣組合などと関係なく、NPOなどに加わる中で横のつながりができ、結果として地域のつながりができる場合もあり、このような参加の形も認めあえるような仕掛けを盛り込めると良い)
  • 市民文化とか生涯学習をどう取り上げるか
  • 公民館の位置付けをどうするか
  • 市民参加の財政運営のための情報提供のありかたについてどう謳うか
  • 情報公開、情報提供、分かり易い情報開示についてどう謳うか
  • 習慣となっている不文律を条例でどう扱うか (何も決め事がなくとも、自発的に町の掃除を住民がやっているケースがあることを見ても、文章で決め事を謳うのがよいかという課題)
  • 自分たちの街並みを自発的に作ることを奨励するような規定を設けたらどうか

2 その他、この市民会議の運営について議論した。その主な発言は次のとおり。

  • 条例が制定されるには、市民のニーズという裏打ちがあるはず。議会の議決は本来、市民の意思であり、意思決定過程で市民参加が十分でないと、「勝手に条例を作った」といわれる。したがって充分な時間をかけて市民的議論をすべきものである。
  • 条例は、市民に何らかの規制をかけることになるのだから、特に充分なコンセンサスを得て作るべき。
  • 課題が出揃ったところで市民に投げかけるべきだ。
  • これまでの分散会を、まず全体のものにし、それをふまえて次のステップを踏むべき。そうでないと他の分散会の議論をふまえて考えるいとまがない。消化出来ないうちに、次の会合ではまずい。
  • 他のグループの様子がつかめない中で、このような手法で進めたら、既存の他市町村の条例へ修正を加えるだけのものとなる。
C分散会

出席者 北沢、柳坪、菅沼、原、長谷部、牧内、(記録:遠山)

1 意見交換

  • 公募委員が市民の代表と捉えている。市民の意見を背負って出てきている。出入り自由な委員会ではない。
  • 協働、対等というが誰と誰が協働し、また対等なのかを明確にする必要がある。
  • 地域コミュニティといったときの規模は今までは自治会単位だったが、もっと小さな単位で考えた方がよい。いわゆる日常生活圏の範囲。
  • 市民参加という言葉が使われているが、行政参加、職員参加はないのか。地域活動への積極的な参加を求める必要がある。
  • 協働といって、自分たちのことは自分たちでやるというが、行政のやるべきことを市民に押し付けているだけではないか。
  • 行政のやるべき範囲を明確にする必要がある。(シビルミニマム)今後は地域のことを担っていくのは地域自治組織になる。
  • 説明責任といって、市は一方的に話しをして、それで市民が分かったと思っているが、責任を果たしたかどうかの判断は市民がするものだ。
  • 市政懇談会のように市が一方的にテーマを決めてやる方法は駄目で、市と市民が相互に話し合ってテーマを決めるべきだ。
  • さらに、説明した後の市民からの声に応答することが必要で、その手続もルール化すべきだ。
  • 各地区の地域総合計画と市の総合計画との整合性が図られていない。地域コミュニティの充実を図るためにも、地域の話しを聴くことが大切だ。
  • 市の計画の立て方が不透明である。計画の段階から市民が参画できるシステムを構築し、手続をルール化すること。
  • 地域コミュニティを考えるときに、任意のグループやNPOをどう考えるか。
  • 住民参加という時に、参加の機会をどのように設けるか。各種選挙での投票も市民の責務であるはずだ。
  • 前文には個の自律、地域の自律を謳う。判断が確立していれば、促されての参加でなく、自らら進んでの参画となる。
  • 若者の地域への帰属意識が薄れてきている。
  • 住民投票も大きなテーマである。
  • 参加する権利と参加したくない権利をどう見極めるか。権利と責務のアンバランスが目立ってきている。
  • 住民参加が果たされたかどうかの判断、何人の人が出てくれば成功か。人数なのか、回数なのか、小規模単位でやることがよいのか。
D分散会

出席者 久保田、山口、中島、村松、宮下、横前、(記録:伊坪)

1 意見交換

  • 細かい枝葉でなく骨子を考えていくべき。
  • そうは言っても「前文」の素案くらいは市民会議で提案したらどうか。
  • 日程的に無理がある。魂の入ったものができない。
  • 条文構成にかける部分は全体の5%もないのではないか。
  • プロセスが大事。一般市民が参画していこうという意識をつくるべき。
  • 飯田市全体としての自治の目的を決めよう。
  • 市民の代表として市民会議に参加しているわけではないので、市民の意見を広く聴く機会を多く持ち進めていかなければならない。

2 本日の集約

行政(長)、議会、市民の関係という視点で今まで出てきた意見、課題となるようなものをグループ化していけば、形が見えてくるのではないか。