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わがまちの“憲法”を考える市民会議記録 第11回

ページID:0035568 印刷用ページを表示する 掲載日:2008年7月28日更新

わがまちの“憲法”を考える市民会議記録

会議内容

第11回市民会議記録

日時 平成16年12月3日(金曜日) 午後6時30分から午後8時
場所 飯田市役所3階会議室
出席者 市民会議委員15人(9人欠席)、事務局5人 合計20人

会議の内容

高坂座長から、「今回の市民会議は、市民会議として今後なすべきことは何かを確認するための会議である。」とのあいさつに続いて、10月26日の第10回市民会議からこれまでの報告がありました。
高坂座長からは、自治の基本原則と住民投票については、それが一人歩きすることを心配して、運営会議において十分議論して修正や付記を加えた後、11月8日に議長に対して中間報告書を提出したとの報告があり、中島副座長からは、議会側では11月15日に正副議長と議会議案検討委員長で、牧野市長に対して中間報告書を示しながら自治基本条例(仮称)の制定に向けた飯田市議会の取り組みについて経過報告し、牧野市長からは「関係部署で内容を精査する。上位法との整合性を吟味する。最終答申がまとまったら見せていただきたい。」とのおおむね前向きなコメントをいただいたこと。また、中間報告書について各会派で検討会を行い、その結果を持ち寄って議会議案検討委員会で集約、更なる検討を行うと共に全議員による「自治基本条例の勉強会」を開いて議論し、「おおむね論点整理の内容で骨子案の作成に移っても良いのではないか。」「自治基本条例(仮称)がどのような形・内容になるのか論点整理だけでは見えてこない。骨子案を早く示してもらって、それでもって市民に説明した方が理解してもらえる。」との意見が出たことや、「住民投票については、自治基本条例という性格からして盛り込むべきという意見と、上位法に直接請求による住民投票の規定があるのだからあえて盛り込む必要はないとの意見があり、もう一度十分な検討が必要である。」ことを提案したいこと。さらには、広く市民の意見を聴くために中間報告書を概要としてまとめた内容で「議会だより臨時号」を11月30日付けで発行、各戸配布したとの報告がありました。
続いて、協議事項に移り、「残された課題の取り扱いについて」「最終答申の内容について」「最終答申までのスケジュール」「最終答申後のスケジュール」について検討しました。
高坂座長から、「11月4日に開催した運営会議で検討した結果、12月末を目途に最終答申を行う予定である。現段階の論点整理から条文案を導くことは難しい。残された課題の検討の中で、条例を意識した論点整理の更なる整理が最終答申の最大の中身となる。検討委員会ではおおむね了承されたという。時間的にも限られており、運営会議を最終答申案の起草委員会と位置づけて、作業を進めていきたい。これからは事務局も積極的関わって、保有しているテクニックを発揮していただきたい。最終答申(案)を運営会議で作成し、第12回市民会議に検討していただき、必要ならば第13回市民会議を年内に開催することもある。その後議長に対して最終答申として提出したい。」との説明があり、委員から意見・要望が出されました。

(委員)
議会だより臨時号を見て出される市民からの意見が、論点整理と大きくかけ離れている場合には、再度検討が必要となる。条例案が出てくると今までの議論と違って、また違った目で見ることができて、議論が進むと思う。今の段階の論点整理からは、市民に過大な負担を掛けることは考えられない。市民に誤解されている部分もあるので、十分説明する必要がある。

(委員)
議会だより臨時号に対する意見を求める期限を定めていないようだが、最高規範性を謳うとか市民を拘束するものとなるというがどういう形になるのか、またこの条例を受けて細かな条例ができていくことを考えると、市民の声を聴くことが大事で、そのための期間と日程と条例の内容について十分検討する必要がある。また、今後の進め方等を判断していくためにも各委員の持っている情報を出し合うことが必要だ。

(座長)
市民会議として市民の声を聴くのではなく、声を聴くのは議会であり、その声を聴いて骨子案に反映させていくことになる。

(委員)
自治会関係者から「我々の意見がとおりにくい。拙速である。」と言ったニュアンスの話が聞かれた。委員は中間報告に向けて意見を出し、その内容を市民に知らしめ市民からの意見を聴くのは議会の責任である。どのような働きかけをするのか、それを見ながら意見を出してもらうことになる。自治会は説明を受けて地元へ帰って下ろしていくことになる。その中でしっかりと意見が戦わされることになると思うし、そうならないと困る。その中で出された意見をどのように条例案に入れていけるかどうかだ。

(委員)
中間報告書の中で意見がばらついている感じがする。論点整理には異なる意見も一緒に載せていくことにした。この段階で素案に持っていくとしたとき、その当たりの詰めはどうなるのかが問われることになるが、その議論の場所はどこか、また市民はどの当たりで意見を出せばよいのか。

(座長)
意見のばらつきは素案作成の中で初めて整理されていくことになると思っている。これまでは各パートで検討してきたことを論点整理してきたからそういう形となった。素案は全体で一つのものだから素案を検討していく中で整理されてくると考えている。市民の意見等は最終答申には反映したいが時間的に難しい、最終答申の後反映していくことになる。

(委員)
議会では最終答申後にシンポジウムや地元説明会などによって市民への説明を行うことを予定している。議員としても積極的に参加したいが、その時は条文案を持って意見を交換したいと考えている。その中で出された意見を参考にしながら条文作成に生きかしていきたい。

(委員)
市民会議-議会議案検討委員会(議会)-市民周知-議会議案検討委員会(議会)-市民会議というこの過程の繰り返しがスケジュールの中に見えない。行ったり来たりが分からないまま進んでいくとしたら、最終答申も完全なものになりそうもない感じがする。まだまだ論点整理に時間をかけるべきだ。
これらの意見を検討して、以下のとおりの確認がおこなわれました。

  • 最終答申案の内容は条例の素案という考え方で、条項立てせず中間報告書のテーマ毎の流れでまとめる形とする。
  • 12月14日(火曜日)運営会議 残された課題の詰め・最終答申案(条例素案)の検討
  • 12月20日(月曜日)第12回市民会議 最終答申案(条例素案)の全体会での検討
  • 12月27日(月曜日)第13回市民会議 最終答申(条例素案)の確定
  • 12月28日(火曜日)最終答申を議長へ提出

なお、最終答申の提出以降のスケジュールについて、高坂座長から「最終答申後は議会と市民・行政の関係になり、市民会議は側面からの関わりとなるという考え方と条例素案の監視役として3月の任期まで直接的に関わっていくべきという考え方もある。」との発言があり、「議会としては、任期まで条例素案のチェッカーとして関わって欲しい。」という意見や「議会に任せたから市民会議は関係ないということでよいのか。今後シンポジウムなどが予定されている中で、知らないなんていう無責任なことは言えない。委員としても出した意見には責任を持たなくてはならいと思うので、3月までは責任を持って関わっていきたい。」との意見がありました。