ふるさと子ども夢学校を行いました(千代小・千栄小・上久堅小)
竜東学園校区3小学校(上久堅・千代・千栄)の5・6年生が民泊生活体験、探求学習を行いました
「ふるさと子ども夢学校」は、平成21年度より始まった民泊生活体験です。コロナ禍で4年間の中断(2023年9月に再開)がありましたが、今年も千代・上久堅まちづくり委員会、千代自治振興センター、上久堅体験交流組合、(株)南信州観光公社のご支援をいただき、10月1日(木曜日)〜2日(金曜日)に一泊二日の日程で、上久堅小学校、千代小学校、千栄小学校の児童30人が地域の農家にお世話になりました。9月は雨が続いていたので天気が心配されましたが、10月1日(木曜日)は気温が30度近くまで上がり暑いくらいで、2日(金曜日)も朝から強い日差しが届いて作業をすると汗ばむような陽気でした。
実施目的
・他校の友だちや民泊先の方々とのふれあいを通して、コミュニケーション能力を養う。
・親元を離れ民泊することにより自立心を育てる。
・農家の方とのふれあいを通して、農家の方々の思いや生き方に触れ、食物に対する感謝の気持ちを持つ。
・地元の農家への民泊や農業体験、自然体験を通して地域のよさを発見し、地域への誇りと自信を持つ。
・探求の学びを進める。
受け入れ農家の方との対面式
10月1日(木曜日)午後に上久堅小学校へ集合し、3校の児童と8軒(千代4軒、千栄2軒、上久堅2軒)の農家の方との対面式を行いました。
増田(上久堅小学校)校長先生から「気持ちの良い青空になりました、皆さんも今日からのことを楽しみにしていましたね。楽しかったで終わったらもったいない、作業のことでも農家さんのことでも、不思議だなと思う探究のアンテナを広げる2日間であってほしい。困ったときは声をかけあって助け合ってください、暑くなりそうなので体調にも気をつけてください。」というお話がありました。その後お世話になる農家さんと顔合わせをしてから、3名〜4名の班ごとにそれぞれがお世話になる農家に向けて出発しました。班の中にはお互い初めて話をする児童もいて、不安と緊張の中でのスタートでした。
さあ始まるよ
対面式では児童から「最後なのでしっかりやって来年からの中学校生活に生かしたい」「人の家に泊まったことがないので、楽しく頑張りたい」「友だちと泊まったことは今まで1回しかない、今日と明日は親がいないけど頑張る」という発言がありました。
民泊先での様子



お別れの式
10月2日(金曜日)の昼前には、民泊体験を終えた児童たちが農家の方と一緒に上久堅小学校へ戻ってきました。昨日から学校生活では学べないことを学んできたので、充実した民泊だったということが表情にも表れているように見えました。その一方で、友達と昨日からの体験を報告し合いながら、民泊体験が終わって戻ってきたことでどことなくホッとした気持ちになっていることも感じ取れました。
増田(上久堅小学校)校長先生のお話
どんなことが楽しかった?初めて知ったことはありましたか?という質問に対して、多くの児童が手を挙げて答えてくれました。中にはふざけていて叱られたことを話してくれた児童がいましたが、校長先生からは「ちゃんと叱ってもらえたことの良さ」についてお話をしていただきました。
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代表農家の方から ふるさとの子どもたちはかわいいなぁということを、あっという間の一日でしたがたくさん実感できて幸せでした。「何をお手伝いしましょうか」と聞いてくれるし、自分たちから色々声をかけてくれました。それから、克服できたものが増えたりした子もいました。「夢学校」とあるように、将来こうなりたいということをお互い聞きあったりしている姿もありました。帰ってくる車の中で「もう半日あったらもっと仲良くなれたのに」とか「帰りたくないな」と言ってるのを聞くのは私達としても本当に嬉しいことでした。これからどんどん大きくなっていって知らないところに行ったときに、自分のふるさとを自慢できる気持ちになってくれればすごく嬉しいし、今回の体験がその入口になっていると良いなと思いました。この先は外へ出ていくこともあると思いますが、ふるさとの美しい青空と自然の素晴らしさを思い出してくれたら嬉しいです。
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児童の感想 ・大根も大きくなったのじゃなくて、間引いたのや葉っぱの部分をちゃんと食べ物としていただきました、作物は大事にしなければと思いました。 ・家じゃ見たこともないような道具や古い物があったからびっくりしました。 ・自分から進んでお手伝いができたから良かったと思います。 ・みんなで料理をしたのがとても楽しかったです。にぎやかに食べたのも嬉しかったです。 ・お風呂が大きかったし、トイレが3つもあったのがすごかった。 ・水が自分たち飲んでいる水と違っていました、おいしかったです。 |
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別れを惜しんで お別れの会の後には、別れを惜しんであちこちで農家の方を中心にして班でまとまって写真を撮る姿が見られました。 「元気でおりなんよ」「またおいな」「ありがとな」「風邪ひかんようにしにゃあダメだに」 聞こえてくる飯田独特の言葉の柔らかさと暖かさを感じて、聞いていてなんだか嬉しくなりました。
「飯田の言葉はいいもんだに」 |
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ふるさと子ども夢学校が始まったときから受け入れてくださっている農家の方のお話 30年ほど前に「グリーン・ツーリズム」という言葉が語られ始めた頃から、自分たちの住んでいる地域の人口減、高齢化等の問題にどう対応したら良いかを地域のみんなで一生懸命勉強しました。その結果「農山村地域での滞在を前提とした自然環境、地域の文化や暮らし、地元の人々との交流を楽しむ」農業宿泊体験をやってみようということで今に至っています。コロナ禍で3〜4年受け入れを休まざるを得なかった頃があり、その後再開したときには受け入れ農家の高齢化や農家数の減少等もあり状況は厳しいものがありました。「ふるさと子ども夢学校」は、始まったときからずっと受け入れています。児童生徒と一緒に作業をする、話をすることで自分たちも楽しいし、元気をもらっています。 お宅の居間には、今まで受け入れてきた児童生徒や農業宿泊体験に来た一般の方々が体験をしてみた気持ちを綴ったノートが何冊もあり、今までの活動の重みを感じました。 |
民泊体験を終えて、児童の皆さんがこのような体験に好意的に取り組んでくださっている地域の方とのつながりを大事にし、この地域を誇りに思い、心豊かに成長していってくれることを願っています。

