飯田市平和祈念館及び平和学習推進のための支援について
飯田市平和祈念館
飯田市平和祈念館は、戦争の悲惨さや、平和の大切さを学び、戦争の現実を語り継ぐことにより、平和な社会が続くことを切望する、多くの市民の願いによって開館されました。
ここに展示・保管されている数多くの平和資料は、実際に戦争を体験された皆さんが身に着けた物や、使用していた品々です。いずれもご本人やご遺族から寄贈・寄託された貴重な資料です。
私たちは、この平和祈念館において、平和資料を通して戦時下の悲惨で過酷な情況を学ぶとともに、当地域の満蒙開拓の歴史を始めとした内外の「戦争の惨禍」の真実から、一人ひとりが「平和とは何か、そのために何をすべきか、何ができるのか」を考え、次世代に平和の大切さを語り継ぎます。 令和4年春 飯田市
共生による未来の平和を
戦争による惨禍の真実から、私たちは平和について考え、次の世代に語り継ぐ努力を続けていかなくてはなりません。
争いのない未来は、お互いの違いを理解し、そして認め合い、共生することから始まります。
過去をどう捉え、これからの平和をどう考えるのか、基本的人権が守られているか、不公平がないか、社会の持続可能性が守られているのかなど、
次の世代を担う若者が未来の平和について考える場を作っていきます。
飯田市平和祈念館のご案内
【開館日】年中無休(ただし年末年始は除く)
【開館時間】午前8時30分から午後10時00分
【入館料】無料
【場所】飯田市東和町2丁目35番地 ムトスぷらざ3階
【案内】展示についての説明を希望される場合には、事前予約が必要です。日程調整のため下記お問い合わせ先までご連絡ください。
展示品紹介
飯田市平和祈念館資料室に展示されている資料の一部を紹介します。
展示資料 | 説明 |
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【児童が先生に贈った千人針】 千人針とは、女性たちが出征する兵士に向けて、武運と無事の想いを込めて結び目を作ったお守りです。兵士たちは千人針を身に着け、戦地に立ちました。
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【陶製の日用品】 戦局の悪化と武器生産に必要な金属資源の不足を補うため、家庭や職場等から金属類の回収が行われました。指輪・花器・仏具・梵鐘・マンホールのふたなど多くの金属が回収されました。
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小中学校に対する平和学習推進のための支援について
・戦後月日が経過し、戦争の時代を体験した方が減少する中、戦争の歴史を風化させることなく、その悲惨さや平和の大切さを次世代に語り継いでいくことは、大切なことと考えています。
・次世代を担う市内の小中学生に平和の尊さを伝えるためには、第一に地域の過去の歴史を踏まえた平和学習を推進することが重要と考えます。
飯田市教育委員会では市内の小中学校に対して、以下の支援を行っています。詳しくは添付ファイルをご覧ください。
1 満蒙開拓平和記念館を活用した平和学習
- 学校または満蒙開拓平和記念館で実施する、平和学習に関わる講話等の費用
- 満蒙開拓平和記念館で学習を行う児童・生徒・教職員の入館料
- 学校から満蒙開拓平和記念館までの移動手段の補助
満蒙開拓平和記念館とは(外部リンク)(満蒙開拓平和記念館公式サイト)
2 飯田市平和祈念館を活用した平和学習
- 学校から飯田市平和祈念館までの移動手段の補助
- 戦争時代を生きてこられた方の体験談を収録したDVDの貸し出し