令和6年度中学校職場体験学習が始まりました
中学校職場・福祉体験学習について
飯田市教育委員会では、「自己理解や『働くこと』の意義を理解し、自分の人生を構築する様々な生き方や自己実現の可能性をひろげる」ことを目的に、平成19年度から、学校と企業や事業所を結ぶコーディネートをしています。今年度は、234の企業や事業所より受け入れ可能と回答をいただきました。企業や事業所の皆様には大変お世話になりますが、未来をひらいていく生徒たちのために、どうぞよろしくお願いいたします。
学校 | 学年 | 日程 |
---|---|---|
飯田東中 | 2年 | 6月26日(水)〜27日(木) |
飯田東中 | 3年 | 6月26日(水)〜27日(木) |
鼎中 | 2年 | 7月2日(火)〜4日(木) |
竜峡中 | 2年 | 7月3日(水)〜5日(金) |
竜峡中 | 3年 | 7月3日(水)〜4日(木) |
竜東中 | 2年 | 7月10日(水)〜12日(金) |
飯田西中 | 2年 | 7月22日(月)〜24日(水) |
遠山中 | 2年 | 7月24日(水)〜26日(金) |
高陵中 | 2年 | 8月21日(水)〜23日(金) |
旭ヶ丘中 | 2年 | 10月16日(水)〜17日(木) |
緑ヶ丘中 | 2年 | 11月5日(火)〜6日(水) |
事前学習
鼎中学校では、6月17日(月)に、事前学習として綿半パートナーズ(株)の中山 香織さんを講師にお迎えして、マナー講座を開きました。中山さんから、ビジネスマナーやご自身の職場体験の経験も踏まえながらのお話があり、生徒の皆さんは、それぞれ職場体験学習に生かしたいことを考えました。
<生徒の感想から>
・一番最初に驚いたのは、マナーの定義についてです。私は最初、マナーとは「社交辞令や礼儀作法」のことだと思っていました。しかし、中山さんは「相手の立場になること、思いやり」がマナーとおっしゃいました。社会人に必要なスキルは、中学生からでも実践できると感じました。挨拶をする、目を見て話を聞く、時間を守る、笑顔で話すなどです。当たり前のことですが、これらを当たり前に職場体験に生かせたらいいと思います。
職場体験をして
いくつかの職場体験の様子についてお伝えします。
やまなみ食堂
飯田市役所内の食堂で、昼食の準備、食堂の掃除、食器の片付けをしました。
<生徒の感想から>
・1日目は初めてのことばかりで緊張したり、ずっと立っていて疲れたけど、お客さんが完食した食器を下げる時に「おいしかったよ」と言ってもらえることがすごく嬉しかった。
・お客さんに気持よくお昼を食べてもらえるように、自分から挨拶をすることは大事だなと実感した。
<事業所の方から>
・言われたことをやることから、お客さんのことを考えてだんだん気づいて自分から動けるようになってきたところがいいなあと思いました。
飯田短期大学 わいわいひろば
0〜3歳までの乳幼児とのかかわり、・利用親子とのふれあい、スタッフの補助をしました。
<生徒の感想から>
・小さい子は笑っているところがかわいいけれど、動き回るので目が話せないので大変だなと思った。
・小さい子はしやべれないので、どんなことを思っているのか分からない。考えていることを想像して接して、笑ってくれると嬉しかった。
<事業所の方から>
・3日間で小さい子への接し方が変わってきました。小さい子は話せないしそれそれ違うので、自分はどう関わっていくのか試しながら積極的に関わっているところがよかったです。小さい子は何でも口に入れるので、おもちゃや部屋の拭き掃除も一生懸命やってくれました。
(株)綿半ホームエイドアップルロード店
商品の品出し、園芸の水やり、グループワーク(店長・副店長になってお客様を対象に何ができるか)をしました。
<生徒の感想から>
・自分が並べた商品を買ってくれると嬉しいし、おばあさんに高いところの商品を取ってあげたら「ありがとう」と言われてうれしかった。
・今まではただ商品を売るだけだと思っていたけれど、様々な工夫があって奥深いと思った。
<事業所の方から>
・小売店として人の役に立ちたいと思っています。お客さんに足を運んでもらっているので、どんなサービスができるか考え続けて、人に寄り添う企業でありたいと思います。何かを自分以外の人と協力して成し遂げる経験を大事にしてほしいと思います。