令和6年度第3回結いジュニアリーダー育成講座を行いました
地域の魅力である自然の豊かさについて新たな視点に気づく
9月7日(土)に行われた講座では、飯伊森林組合飯伊木材流通センター(喬木村)を会場に実施しました。
今までの講座で「飯田(地域)の魅力の一つは自然の豊かさ」と多くの中学生は考えました。漠然としていた自然について新たな視点に気づくことができるように、今回は、林業や建築業に携わる作業所見学やお話を通して学びを深めていきました。
講座1 作業所見学と森林学習
飯伊森林組合飯伊木材流通センター副惨事所長の前島 浩司さんから、作業所の案内をしていただきました。木材がどのように加工されて建築資材となっていくのかを学びました。そのあと、飯伊森林組合中部支所企画係の広浜 正幸さんからは、森林学習として、森林の現状や役割、森のサイクル等について学びました。
<感想から>
・森林学習では、森林と人の関わり方、森林をどのように手入れしているかなどが分かった。作業所見学では、木を無駄なく加工している様子について学ぶことができた。一本の木の利益は非常に少ないことにとても驚き、林業は大変だなと思った。木の価値を高める方法はないのかと思った。
・森林サイクルを通して、豊かな山や森が増えていったらいいなと思った。いろんな働きを持った機械が簡単に木を伐っていていてすごいなと思った。「人不足」ということも分かった。
講座2 本気の大人に出会う
小澤木材(株)社長 小澤 亮太さんからは、良い木材となるための森の管理や、飯田版ZEH(ゼッチ)の家【ZERO ENERGY HOUSEのことで、基本機能+地域の特色として地域の建築材料を使用+CO2削減量換算シートの基準を満たした住宅】のお話がありました。
また、講座を参観された8名のSYMS【飯田信用金庫と取引のある若手経営者の会】の会員の皆さんと小グループになり意見交換もしました。様々な職種の大人の方と本音で語り合う貴重な時間になりました。
<感想から>
・地域の山を守りつつ、その際に伐採した木をどうするか、ZEHは難しいけれど、たくさんの人が少しずつ取り組むことが子どもたちの未来を守ることにつながるという考えはとても大事だと思った。
・ZEHなどの取組では、完全なCO2ゼロにはできないが、CO2を減らしていこうという意識が大切だと分かった。できないことでもできるようにチャレンジするという姿勢がとてもいいと思った。やりたいことに向かって頑張るのをやめないこと、勉強も頑張ろうと思った。いろいろな会社の方のお話は楽しかったし、夢とかのアドバイスをもらったので、これからに活かしていきたい。