「この土地にお世話になる」という気持ちで (二地域居住・山下さん)
二地域居住で飯田市に来られた山下さんに お聞きしました
移住者氏名 ・ 年 代
山下 裕輝さん 60代
出身地 ・ 移 住 年 月 ・ 移住先
愛知県名古屋市 2012年7月 龍江地区
家 族 構 成 ・ 職 業
単身 会社員
移住までの経緯・概要
飯田に生活基盤を持った理由はいくつかありますが、最大のメリットは癒しの時間と空間を持てることです。週に何日かでも緑豊かな自然と自由な時間を持てる贅沢は魅力です。
定住となると、妻や子供たち、そして高齢の親の生活の問題がありますし、自分自身の仕事や生活基盤をどうすればいいかなどハードルが高くなりますが、二地域居住であれば比較的融通が利くと思います。
また縁起でもありませんが、昨今の大きな災害へのリスクヘッジの意味もあります。いざというとき二つの地域に生活基盤があると思うと安心感が違います。
よかったこと・苦労したこと
飯田を選んだ理由はワーキングホリデー飯田に参加したことがきっかけです。50代半ばで知り、元気なうちに挑戦しようと思い8~9回参加しました。参加しているうちに名古屋からの距離、長野県の中でも雪が少ない自然環境やお世話になった方々の優しさなどに惹かれるようになりました。
移動には時間がかかりますが、一昨年までの2年間、名古屋と大阪の事務所の仕事を兼務していた時期があり、毎週、名古屋と大阪を往復していたことを考えるとあまり苦にはなっていません。
飯田に滞在中は、「スモモ」の栽培をお手伝いしています。スモモについては自分自身が好きで思い入れが大きいのですが、これほどの本数の栽培については経験がなく、いろいろ基本的なことを勉強させていただいています。
将来的には、美味しいスモモを皆さんに食べて頂くだけでなく、冒頭にあげたような癒しの時間と空間を提供できるようになればいいなと思っています。
ワーキングホリデーで知り合った農家さんから紹介いただいた空き家を借りて寝泊りをし、お風呂は温泉に通っています。農ある暮らしを満喫しています。
移住を検討している方へのメッセージ
自分がやりたいことを明確にしておく必要があると思います。目的がないと飽きてしまうし、逆にこれをやりたいということがあれば何とかなるものです。
また、謙虚に「この土地にお世話になる」という気持ちが大切です。二地域居住といえどもその土地の人達にお世話になったり関わりがあることが多いです。
くらしの様子
笑顔が素敵な山下さん
栽培しているスモモ 手入れの様子
名古屋からこの軽トラックで通っています。