地区の人たちは子どもの成長を一緒に喜んでくれる(Iターン・加藤さん)
Iターンで飯田市に来られた加藤さんに お聞きしました
移住者氏名 ・ 年 代
加藤 美雪さん 40代
出身地 ・ 移 住 年 月 ・ 移住先
京都府舞鶴市 2008年5月 上久堅地区
家 族 構 成 ・ 職 業
夫婦、子ども2人 飯田市役所(臨時職員)
移住までの経緯・概要
田舎で暮らしたい、田舎の自然の中で子供を育みたい、「農」ある暮らしがしたい、という思いから移住を考えるようになりました。当時住んでいた名古屋から近かった事、主人の実家からも近い事、そして担当して頂いた方がとても丁寧に対応してくれた事で飯田市に移住を決めました。約2年間は、農業を学ぶため山本地区で研修を行いました。その後、知人を通じて上久堅の空き家を紹介してもらいました。
よかったこと・苦労したこと
都会のニュースでは「保育園はなかなか入れないもの」とのイメージがありますが、未満児で2人とも近くの千代保育園へすんなり入れました。千代保育園は、自然の中でのびのびと過ごせます。食育にも力を入れていて、野菜が基本の手作り給食も大変おいしいです。
小学校は少人数での良さがあります。人数が少ない分、縦のつながりがあります。校長先生へ質問の手紙を書くと返事をくれました。子供もとっても喜んでましたが、私は感動すらしました。校長先生もとっても近い存在です。
私の住んでいる上久堅は中山間地で、標高760m位の山の中です。冬はとっても寒いですが、夏は涼しく過ごしやすいです。なんといっても、四季の移り変わりが毎日楽しめます。自然の音がすごいのです。たくさんの鳥、カエル、昆虫などなど。日中の青空と山々の緑の美しさ、夜の星空は、何度見ても感動ものです。月明かりの夜はその明るさで歩けます。
私は自然が大好きで人も大好きですが、人付き合いが苦手というか(笑)、なじむのに時間がかかりました。まず、苗字が同じ人が多く、下の名前や屋号(※)でよぶので、顔と名前と屋号を一致させること、家族を覚えることが大変でした。保育園や地区の行事も参加するのが苦手でしたが、知っている人、話しかけてくれる人、話せる人が出来て今では参加してきて良かったと思います。地区の人たちは子供の成長を一緒に喜んでくれるし、見守ってくれていると感じます。今までお世話になった方々に感謝です。
※屋号(やごう)・・・家を特定するためにつけられた呼称。
移住を検討している方へのメッセージ
私は、上久堅や千代地区の暮らししか知らないのですが、地区の行事がたくさんあります。ここでは人数が少ないのですべての行事に参加することになるかと思います。私みたいに苦手な方もいるかもしれませんが出来れば積極的に参加してみてくださいね。
2017年4月より、結いターンキャリアデザイン室に勤務しております。Iターンした経験や飯田の暮らしの様子など、相談へ来られる方へたくさんお話しできると思います。お気軽にご相談にお越しください。
くらしの様子
のびのびと遊ぶ子供たち よこね田んぼの夕焼け