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飯田マイクログリッドの総合情報
このページでは飯田マイクログリッドについての情報を発信していきます。
飯田マイクログリッドの最新情報
「飯田マイクログリッド」発動訓練へのご協力ありがとうございました
令和7年10月12日(日曜日)に「飯田マイクログリッド」の自立運転機能の発動訓練を実施しました。
電力系統からの切り離しおよび復帰の際に、当初から計画していた2回の停電を伴いましたが、マイクログリッドエリア内の住民、事業者の皆様には、この際停電への対応にご協力いただきありがとうございました。
訓練結果の詳細については、後日あらためて関係各所へご報告いたします。
「飯田マイクログリッド」発動訓練を実施します
飯田市と中部電力株式会社では、環境省選定「脱炭素先行地域づくり事業」を通じて、地域の皆様とともに防災力・災害レジリエンスの強化に取り組んでおり、この一環として、川路4区・5区の一部のエリアで、大規模停電などの非常時にも自立運転して電気を供給する地域マイクログリッド「飯田マイクログリッド」の構築を進め、令和6年度末までに設備・システムの整備を完了しました。
この度、非常時に自立運転機能が正常に作動することを確認する訓練を、以下の日時で実施することといたしました。
対象エリアの皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
実施日時
令和7年10月12日(日曜日)午前10時30分頃から午後4時30分頃まで
荒天などの場合の延期
台風の接近による荒天などの場合には、10月19日(日曜日)の同時間帯に延期します。
延期する際は、10月10日(金曜日)夕方までに、本ページと近隣エリアへの防災行政無線でお知らせします。
訓練に伴う停電について
この訓練では、対象エリア内において、自立運転を開始する際と終了する際に、それぞれ最長30分程度の停電作業を伴います。
また、訓練の性質上、自立運転中も一時的な停電が発生することがあります。
訓練の詳細について
訓練スケジュール
当日は次の流れで訓練を予定しています。
当日の状況で変更が生じる場合がありますが、その際は防災行政無線でお知らせします。
- 午前11時を目処に、電力系統からの切り離しを行うため、最大30分程度の停電が発生します。
- 午前11時30分までを目処に、マイクログリッドの自立運転を発動します。
- おおむね午前11時30分から午後3時30分までは、マイクログリッド内での電力供給が行われるため基本的に停電から復旧しますが、不測の停電が発生する場合があります。
- 午後3時30分からを目処に、マイクログリッドの自立運転を停止するため、最大30分程度の停電が発生します。
- 午後4時までを目処に、電力系統への接続を行い、通常の電力供給体制に復旧します。
注意事項
(1)停電前に次のことを実施してください
- 電熱器具 コンセントからプラグを抜く。
- パソコン 確実にデータ保存し、電源を切る。
- 精密機器 コンセントからプラグを抜く。
- 工作機器など 手元スイッチを切る。
- 揚水ポンプ 汲み置きなどにより水を確保する。
- セキュリティ装置 警備会社へ連絡する。
- 発電設備 発電設備の持ち主へ停電日時を連絡する。
(2)自立運転中は不測の停電にご留意ください
- パソコン データ消失を防止するため、データ保存をこまめに実施する。
- 精密機器 機器の故障を防止するため、使用は極力控える。
(3)電力系統から復旧したら次のことを実施してください
- タイマー装置 タイマー機能などを再設定する。
- 発電設備 連系状況を確認する。
川路4区・5区の皆様への配布文書
第1回組合回覧
令和7年7月30日付け組合回覧にて、次の文書を川路4区・5区の皆様へ全戸配布いたしました。
対象エリアを確認していただく際は、文書中の図面にお目通しください。
第2回組合回覧
令和7年9月24日付け組合回覧にて、次の文書を川路4区・5区の皆様へ全戸配布いたしました。
訓練の実施に関するご相談
訓練の実施に際して事前のご心配ごとがある方は、ゼロカーボンシティ推進課地域エネルギー政策係までご連絡ください。
訓練当日にお困りごとが発生した場合は、次の専用電話番号へご連絡ください。
- 中部電力株式会社 飯田マイクログリッド用 080-8661-7368
飯田マイクログリッド構築の歩み
飯田マイクログリッドは、飯田市と中部電力株式会社が共同で提案し、環境省から選定を受けた「脱炭素先行地域」における主な取り組みの1つとして構築を進めてきました。
飯田マイクログリッドの構築に関連するページ
飯田マイクログリッドの概要
「飯田マイクログリッド」は、川路地区に建設された「メガソーラーいいだ」を主な電源施設に位置付け、既存の配電系統を活用して構築した地域マイクログリッドです。
飯田マイクログリッドの紹介動画
中部電力株式会社電力技術研究所のウェブサイトで、飯田マイクログリッドの紹介動画を公開しています。
地域マイクログリッドとは
エリア内の電力需要量や再エネ発電量を把握・調整し、独立して電力供給体制を実現することができます。
平常時
再エネ電力の効率利用を促進 → エネルギーの地産地消
非常時
自立運転機能で電力自給自足 → 地域の災害レジリエンス強化
飯田マイクログリッドの構築
環境省に選定されている「脱炭素先行地域づくり事業」の主な取り組みとして、川路地区の一部をエリアとする地域マイクログリッドを構築しています。
蓄電システム (直電容量1,963kWh)
昼間の太陽光発電の余剰電力を充電し、夜間に放電することで、太陽光発電を有効活用
EMS(エネルギーマネジメントシステム)の構築
- エリア内の電力需要量や再生可能エネルギー発電量を予測し、電力の需給バランスを調整
- 再エネを最大限活用するため分散型電源の運用を最適化
飯田マイクログリッドの構成
発電規模 約1,120kW
- メガソーラーいいだ(1,000kW)
- 低圧太陽光発電設備(エリア計約120kW)
需要規模 約300kW
- 高圧需要家 2件
- 低圧需要家 70件程度
非常時の電源供給先避難施設等
- 川路小学校(収容人数200人)
- 川路保育園(収容人数140人)
- 川路5区公民館(収容人数50人)
- ハートヒル川路
- かわじデイサービスセンター(収容人数90人)
- 川路児童クラブ

