立石寺前のシダレザクラ
ページID:0048258 印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月17日更新
立石寺前のシダレザクラ(りっしゃくじまえのしだれざくら) 1本
区 分:飯田市天然記念物(平成15年12月25日 市指定)
所在地:飯田市立石97-5
所有者:個人
概 要:
胸高周囲約3.5m、樹高約8mのシダレザクラ(※1)の老木です。一説には鎌倉時代に植えられたとされる、市内では二番目に古い桜といわれています。
※1 シダレザクラ:枝が柔らかく、下にたれる桜の総称です。
幹は失われ、樹皮のみで生命を保っている状況ですが、春には美しく花を咲かせています。
「立石寺ゆかりの三本桜」といわれ、元々三本揃っていましたが、他の二本は既に枯死しています。三本桜の位置を結ぶと直線となり、それを西の方へ伸ばしていくと、甲賀流忍術の発祥地、滋賀県南東部の甲賀郡に到達するという言い伝えがあります。
立石寺は、天安元年(857)に創建された、飯田市を代表する古刹です。寺伝によれば、創建の時に一夜に7尺(約2.1m)余の霊石が地中より突き出たといい、寺号はこれに倣った(ならった)とされます。また、豪主の甲賀三郎兼家が大鹿を射たところ、観音菩薩と化したために心を改め、寺院を建立したといいます。
見学・注意事項
○私有地・狭い道路への駐車はご遠慮ください。
○桜の根元を踏み固めないようお願いします。
交通・アクセス
○信南交通 乗合バス三穂線「高本下」 徒歩2分
○中央自動車道 飯田山本ICより車で22分