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風越山山頂のブナ林・ミズナラ・イワウチワ等の自生地及び花崗岩露頭

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月15日更新
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風越山山頂のブナ林・ミズナラ・イワウチワ等の自生地及び花崗岩露頭

(かざこしやまさんちょうのぶなりん・みずなら・いわうちわとうのじせいちおよびかこうがんろとう) 1区画

区 分:飯田市天然記念物(平成15年12月25日 市指定)

所在地:飯田市上飯田 風越山山頂(※1) 

※1 ただし、下記所有者所有地のみ

所有者:白山社・丸山享保会生産森林組合

概 要:

風越山山頂には、ブナ、ミズナラ、イワウチワなどの希少な植物が自生しています。

ブナなどの落葉は水をたくわえ、緑のダムともいわれます。実は動物のエサになり、ブナ林は豊かな森の象徴です。

しかし、木材としては利用価値が低かったため、全国的に植林がすすみ針葉樹に変わりました。世界遺産の白神山地(青森・秋田県)は、こうした中で手つかずに残ったブナの原生林です。市内でも、ブナ林はわずかな場所にしか残っていません。

イワウチワは、長野県レッドデータブックには記載されていませんが、乱獲によって飯田下伊那地域では希少種となっています。

また、山頂付近には花崗岩露頭(かこうがんろとう ※2・3)があります。これは花崗岩が節理(せつり ※4)に沿って風化しブロックになり、風化したマサ(真砂)のみがうまく取り除かれ、ブロック化した花崗岩の岩石のみが残ったもので、風越山の成り立ちを知ることができます。

このように、風越山山頂周辺には、学術上貴重な自然が多く残されています。

※2 花崗岩:マグマがゆっくり固まった岩石で、ごはんにごま塩をふりかけたような白と黒の岩石です。

※3 露頭:野外で岩石や地層があらわれているところをいいます。

※4 節理:岩石の割れ目のことです。

ブ ナ

景

ブナ科ブナ属の落葉高木で、樹皮が白く、コケに似た菌類がつき、独特の模様をしています。飯田市内のブナは太平洋型のブナで、日本海型のブナよりも葉は小型で、縁には波状の鋭い鋸歯があります。

市内では、風越山山頂や中央アルプスの摺古木山と伊那山脈の小川路峠を中心とした標高1500m以上のところにわずかに自生しており、ミズナラと混成しています。太平洋型のブナ林としても貴重です。

ミズナラ

正面

コナラ・クヌギ・アベマキと同様ブナ科コナラ属の落葉高木です。市内では一般に標高1000m付近から自生しており、ブナ林と混生しています。

風越山山頂では、白山社奥社の境内に見事な大木があります。

イワウチワ

解説

一般に標高1000m以上の山林や湿り気の多い岩場に生えています。雪解け後の4~5月に、淡紅色の花を咲かせます。名前は、岩場に生え、葉がうちわの形をしていることに由来します。

花崗岩露頭

随身門

露頭は所どころありますが、山頂から南西尾根を少し降りたところのものが典型的なものです。

岩穴は6m以上もある巨石がいくつも重なって、そのすき間には30人以上も人が入れるといわれています。岩のすき間は、風穴(ふうけつ)と呼ばれ、地下水で冷やされた空気が通っています。風穴はカイコの卵の保存に利用されました。

こうした巨石は岩塔(がんとう)と呼ばれ、氷河時代にできたといわれています。駐馬巖や名号石なども岩塔です。

金毘羅

紅葉した山頂付近(2014年10月29日)

ふうえつざん?かざこしやま?権現山?

山の名前は「ふうえつざん」ではなく、「かざこしやま」と呼ぶのが本来の呼称といわれています。昭和24年(1949)に、長野県飯田風越(ふうえつ)高等学校が開校すると、発音のしやすさや爽やかな響きから「ふうえつ」が広まったといわれています。

もう一つ、権現山(ごんげんやま)との呼び方もあります。これは白山権現を祀っているからですが、特に山麓の地元の方が愛着を持って権現山といいます。「かざこしやま」あるいは「権現山」が本来の呼称といえます。

見学・注意事項

白山社奥社までは標高差約800m、登り2.5時間前後の登山となります。

山頂まではさらに20分程度かかります。

登山に適した服装・装備と行動が必要です。

アクセス

○駐車場あり(平成記念こどもの森公園駐車場 他)

○信南交通 市民バス大休線「砂払」または「西中入口」 徒歩15分(表参道入口まで)

○JR飯田線「飯田駅」 徒歩30分(押洞登山道入り口まで)

書籍等案内 ~白山社及び風越山をもっと知りたい方へ~

『かざこし山 ―風越山の自然と文化―』 伊那谷自然友の会・飯田市美術博物館

『風越山イラストマップ』 風越山を愛する会(外部リンク)(事務局:飯田市丸山公民館内)

いずれの図書も、飯田市立図書館(外部リンク)でもご覧いただけます。